口内炎にGWを持っていかれた話

 

 

9日間続いたゴールデンウイークが終わろうとしている。

連休に入る前は、年末にやらなかった大掃除をしようとか、落語を見に行こうなどと考えて、このタイミングなら存分にやれそうなことをキビキビと実行する気満々。

だが私の口の中には、連休前から口内炎が発生していた。

しかももともとあった口内炎のすぐ際を噛んでしまって、噛み跡が口内炎になったものが2つ並んでいる状態。

日が経つごとにそれらは大きくなり、連休前にはあと数日で合体しそうな勢力になっていた。

 

 

連休に入ってすぐのある朝、口内炎がズキズキ痛んで目が覚めた。

こりゃあかん。連休キビキビ計画もこの痛みがあってはどうにもならん。合体されても困るし。

以前も口内炎で歯医者に行って、飲み薬と軟膏で早く治ったことがあったから、その日開いていた別の歯医者に行くことにした。

 

「あーこれは痛いね。レーザーで焼いてかさぶた状にして痛くなくすることもできるけどどうしますか?その方が治りも早いと思うよ」

ちょっとちょっと、以前の歯医者では大きい口内炎にはレーザー治療ができないと言われたけど、やれるやんけ!ほんまはあのときもしてほしかったのに…ヤブ医者やったんかブツクサ…

などと思いながら、ひそかに憧れだった口内炎のレーザー治療をお願いした。

 

私を苦しめる口内炎が焼かれている間はとても気味が良かった。麻酔して痛くないし。

数分後に治療は完了し、焼け焦げた口内炎に向かって「このアフォどもめ」と勝ち誇った気分になった。

口内炎より少し広めにレーザーを当ててもらい、ガードもがっちりだ。

こんな短時間で晴れてあの痛みとおさらばできるなんて医療って最高と思いながら、その日の夜はこれまでの鬱憤を晴らすべくガンガン飲んで食べて就寝した。

 

 

翌朝、鈍い口の痛みで目が覚めた。

ええっと…口内炎が痛い。

というかレーザーでがっちりかさぶた作ってガードされてるはずなのに…幻肢かなんかなの?

と鏡を見ると、昨日あったかさぶたの一部がきれいになくなって口内炎が露出してた。

うそやろ…!!どないなっとんねん。

 

その後もあれよあれよという間にかさぶたは消失…というより口内炎に変化し、黒こげだった部分もなぜか元に戻り、夕方には自分史上最大の巨大な口内炎となっていた。

なので痛さも史上最強。

大きい口内炎にレーザー治療は向かないというのは本当だったか…まえに行った歯医者さん、ヤブとか思ってごめん。

その前に、治療した部分が口内炎になるって一体何なん。

 

痛すぎて動く元気もなくなり、キビキビ計画のことなんて考えられず、

冷めたスープとプリンをこわごわ啜ることが精一杯。

自分史上最大とはいえ体の大きさからすればほんの小さい口内炎でここまで元気がなくなるなんて、口内炎まじで辛い。

レーザーで焼かれてこいつらアフォwと調子に乗ったかせいだろうか。

 

 

市販の軟膏と貼り薬を使いまくり、あとは寝て過ごすこと数日。

連休最終日になってやっと口内炎は小さくなり、痛みもずいぶん治まった。

じゃがりこも食べられるようになった。

結局GWのほぼ全てを口内炎が持って行ってしまった。

落語は別の日に行けるけど大掃除はもう諦めるしかない。